しっかり「エンジンオイル交換!!」(やり方)
KBSではトラックのエンジンオイル交換は、
運転手自らが行っています。
トラックのオイル交換と聞くと難しそうに思われるかもしれませんが、
とっても簡単です。
エンジンオイル交換
エンジンオイル交換を行うときは、エンジンをかけた状態で行ってはいけません。
エンジン停止直後も熱くて火傷してしまうので、
停止してから20分~30分くらい冷ましてから行いましょう。
カースロープという台にフロントタイヤを乗り上げ、
トラックの下に潜り込むスペースを作ります。
その後キャビン(運転席)を持ち上げます。

(乗り上げた後は、必ずリアタイヤに歯止めをお忘れなく!!)

先にオイル投入口のキャップを開きます。
(あとで廃オイルが出やすいように空気穴の役割です。)

クリーパー(寝板)で下に潜り込み、
オイルタンクの下部にあるボルトを外すと、
栓の役割をしており廃オイルが勢いよく出てくるので
廃油受けで回収します。
(廃オイルで手が真っ黒になるのでゴム手袋の装着をオススメします。)


しっかりと廃オイルが落ちきるまでに30分近くかかります。
KBSではこの間にグリスアップを行っています。
タイヤまわりに潤滑油を差し、
トラックを長持ちさせるために必要なメンテナンスです。

このトラックはフロントタイヤまわりだけですが、
リアタイヤまわりにも差せる機種もあるので、
しっかりチェックしておきましょう。

廃オイルが落ちきったらボルトを締めて栓をします。
(固く締めすぎると次回交換時になかなか開かないので注意してください!!)
廃オイルは産業廃棄物なので勝手に捨ててはいけません。
産業廃棄物処理業者に委託するか、
販売されている廃油処理箱で処理を行いましょう。

新しいエンジンオイルを入れていきます。

初めに開けておいたオイル投入口から入れていきます。

オイルの適量はトラックの機種によって違うので、
こまめにオイルゲージで確認しながら入れていき、
穴~穴(MIN~MAX)の間にオイルが着くと適量になります。
冷えた状態でエンジンオイルの量をチェックするのは避けましょう。
一度エンジンをかけてエンジンを温めてから、
再びエンジンを止めてオイルゲージをチェックします。
(エンジンをかけっぱなしの状態で行ってはいけません!!)

入れ終わったら、忘れずオイル投入口のキャップを締めます。
(締めずに走行すると噴き出してしまい本当に危険です!!)
最後にキャビン(運転席)を下げ、カースロープから降りれば完了です。
KBSでは走行距離が15,000km毎でエンジンオイル交換を行っています。
オイル交換チェック表を事務所に貼っているので、
交換時期が一目で分かるようにしています。
オイル交換の時期はあっという間に来てしまいますので、
その度ディーラーに持って行ってらっしゃるなら、
是非、お試しください!!